浪人の実態について実体験をもとに、2022年は浪人すべきなのかについて本音で話します。

はじめに

今回は2022年の入試が終わって浪人するか、それとも滑り止めの大学に行くか迷っている人向けの記事です。

受験生の皆さん、今年の入試お疲れ様でした。今年度は地震があったり共通テストの難易度が跳ね上がったりでなかなか混沌とした年度の入試でした。ここまでお疲れ様でしたと言いたいところですが、この記事を読んでいるということは第一志望校に落ちて大学受験で失敗に終わってしまった方だと思います。

そこで今年2022年に浪人のメリット、デメリットについて実際に浪人経験者である僕から浪人についての考えと実体験に基づいて参考になる情報をお届けできたらと思います。




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まず結論から述べていきたいと思います。

今年2022年は浪人するべき

ではありません。

そもそも2022年度に限らずに今の年代の学生は浪人すべきではありません。

僕たちの親世代ならば浪人しないとそもそも大学に入れなかったという世代ではありますが、今の世代は少子化が進んだり、大学の数が増えたり、今までに比べて学歴の重要性が低下しつつあるという現状から大学にそこまでこだわって進学するという理由が薄れつつあります。

なので、僕なりの結論としては浪人はせずに今年受かった大学に入学するというのが一番賢明な判断だと僕自身浪人体験者として感じました。

ですがどうしても浪人してれでも行きたい大学がある場合は今回の浪人のメリットとデメリットを見て自分で判断して欲しいと思います。

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浪人のメリット

メリット① 大学を妥協しなくて済む

浪人には様々なメリットが存在しますが、やはり最も大きい浪人選択のメリットは

自分の行きたい大学を諦めずに目指すことができる。

という点だと僕自身感じました。

大学は様々な人間的な出会い・環境・可能性がある場所です。卒業後も多くの人が、◯◯大学卒業といった様に、最終学歴として大学名を背負って生きて行くことになります。学歴が全てではないのは確実ですがこれから先の非常に多くを左右するのが大学進学です。

本当に自分が行きたい大学でのキャンパスライフと妥協して入った併願校で感じるかもしれない物足りな差をい想像してしまって楽しめそうにないのならもう1年間の努力も時間の無駄ではないと思います。

ほうとうに行きたい大学なのであれば浪人の間の一年はそこまで苦ではないかもしれません。

メリット② 自分と向き合える

浪人生は現役生と違い、予備校はあっても授業は自由に参加、不参加を決められるためにぎっしりと授業が詰まった生活スケジュールで過ごさなくなる為、一人の時間を過ごすことが多くなります。

「浪人期に自分としっかり向き合うことができた。」浪人を経験した人がそう言うのを周りの浪人生にも直接聞いていましたし、僕自身自分と向き合う時間が増えました。

浪人し自分としっかり向き合うことで、自分が「本当に大学で学びたいこと」や「将来やりたいこと・夢」を発見することができるかもしれません。現役で大学に入学するよりも浪人してから入学する方が目的意識が高く入学を迎えられる可能性が高まります。

メリット③ 勉強習慣が身につく

現役生としてある程度勉強に励んだ方はわかるかと思いますが、受験勉強はつきつめれば自分との戦いです。勉強時間の多くを自学自習が占めることになります。

志望校に惜しくも合格できなかった場合、十分な勉強習慣が身につかなかったことが原因として考えられますが、勉強習慣が欠けた状態で大学生になっても大学でも卒業するためには勉強をし続けなければならないので入学してから挫折してしまう羽目になります。

その点、浪人生活を通してきちんとした勉強習慣を身につけることは大学受験の成功の為だけのみならず、その後の人生においても非常に意味のあることと言えます。大学受験で勉強は終わりではないのでこれからの人生を考えると浪人の一年は自分次第では有意義に過ごすことができます。

メリット④ 精神的に強い人間に成長できる

既に1年受験勉強を経験された方はわかると思いますが、受験生は精神的にツラい経験をたくさんすることになります。長時間勉強をしなければいけないことはもちろん、思うように模試の結果が上がらない、受験本番まで合格できるだろうかと不安な気持ちにさらされる等、なかなか順調にはいかないでしょう。浪人では現役時代とはまたさらに違ったプレッシャーを感じながらの受験生生活になります。

しかしそれを2年間経験し乗り越えた時、あなたは精神的にとっても成長できることでしょう。
社会に出た後も、「浪人を成功したならメンタルが強いだろう」と周囲の人から評価してもらえるかもしれません。

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浪人のデメリット

デメリット① 精神的にかなり辛い

先ほどメリットとして「精神的に成長できる」とお伝えしましたが、それはあくまでも浪人期間を乗り越えることができた場合の話です。

長時間勉強をしなければいけない、思うように模試の結果が上がらない、受験本番まで合格できるだろうかと不安な気持ちにさらされる、それが合格できるまで毎日何をしていてもつきまといます。それを想像しただけでも耐えられないと方が多く浪人を断念したり、浪人は意したものの結局妥協して大学に入学したりとかなりこの精神的ストレスは深刻です。

現役生には高校での授業があり、高校でのクラスメイト・一緒に受験を戦う仲間が常にそばにいます。しかし浪人生はどうでしょう。自宅での浪人(宅浪)の場合は完全に孤独ですし、予備校に通う場合でも高校のように周囲との強い結びつきは期待できません。受験勉強の苦労をもう1年間、現役生の頃よりもさらにツラい環境で経験しなければいけないことはデメリットでしょう。

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デメリット② 現役よりも良い大学に合格するとは限らない

これは浪人を一度は考えたことがある方なら承知の事実ではありますが浪人をしたとしても、必ず現役よりも良い大学に合格するとは限りません。

この場合のデメリットとして、時間の無駄というものを挙げることができます。

現役生の受験勉強には勢いがあり、成績も比較的最後の最後まで伸びやすいと言われています。しかし、浪人生の成績はあまり急激に伸びたりはしません。そのことから一生懸命に受験勉強をするモチベーションが湧かなくなってしまい、結果として現役生時代と同じ、あるいはそれ以下の大学にしか受からなかったというタイプの浪人生は少なくありません。

実際、僕が受験生だった頃に一緒に旧帝国大学を志望していた浪人生の多くが結果的に志望校のレベルを下げて関関同立を受験していました。そんなことはザラです。そこまで知った上で浪人するかどうかを決めましょう。

デメリット③同級生に一年置いていかれる

この高校まで同級生であった友達たちが自分の一年先を行っていて受験が終わり大学に入ってから周りの同級生に引けをとっていることはかな僕の中ではデイスアドバンテージであると感じました。

この18、19歳での一年はみなさんが想像しているよりも大きく意味のある一年です。この1年間にまた大学受験のための高校生の勉強をして正直成長はあまりないと体験的に実感しました。

この体感的な成長というものは人それぞれで感じ方や過ごし方で変わってはきますが、やはりこの一年は大学に入って自分のしたことのない新しいことに挑戦してさらに視野を広げていくべき一年だと感じました。

ここの決断の部分は人それぞれですが、この貴重な一年をどうするかは慎重に決断するべきです。

デメリット④ 不健康な生活が一年間続く

受験生は基本的に椅子にずっと座っている人がほとんどだと思います。高校生時代には体育の授業などで体を動かす機会が設けられていますが、予備校には体育の授業がありませんから、食べて・机に座って・寝ての繰り返しの不健康な生活が続きます。受験のストレスも加わってより健康には悪いです。

しかし中には、運動不足を解消する為に毎朝の習慣としてランニングを始めたり、勉強ばかりで有り余った体力を消費する為に筋トレを始めてムキムキになる人もいますから、あなたの意識次第でどうにでもなります。

 

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浪人で失敗する人の4つの特徴

①プライドが高い人

②誘惑を断ち切ることが苦手な人

③楽観的な人

④現実逃避しがちな人

これらのどれかに当てはまる人は浪人しても失敗してしまう可能性はかなり高いと言えます。
真摯に自分と自分の成績に向き合い、カッコつけずにがむしゃらに受験勉強にリトライできる人でなければ成功することは難しいでしいです。

浪人はチートのようなものではなくて本当に頑張っていなければ成績は上がるどころか下がってしまいます。浪人は諸刃の剣のような側面を持っているので本当に注意しましょう。

 

浪人経験者の僕から言えること

僕自身浪人を一年して大学に合格しているので僕自身の体験を元に浪人について軽く意見したいと思います。

結論から言えることは、

滑り止めの大学でもいいから浪人はするな

というのが正直な意見です。

これは先ほども何度か述べた通りで、やはり一年周りの同級生に置いていかれるのと、浪人しても第一志望に合格できない浪人生が大半であるという理由が一番大きいところではあります。

ここまで話してきましたが、浪人は体感的にデメリットの方が多いと感じました。

 

さいごに

今回は浪人のメリットとデメリットについて話してきましたが、最終的に判断するのは自分自身です。浪人をしてもいいという環境は最高に贅沢な話です。

悩んでも最後は自分で決断しましょう。




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