はじめに
僕の自己紹介の記事に共通テスト物理の勉強法や具体的な対策方法についての記事を書いてほしいとリクエストをくれた質問者さんありがとうございました。
僕自身今年始まった共通テストの物理で(98/100)で国立前期の二次試験ではでは8割超えていましたので物理にはかなり自信があります。
物理は受験生に嫌煙されがちですが僕は物理ほと点数が上がりやすくてコスパの良い科目はないと思っています。
理由としては、
-
暗記事項が少ない
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得点を上げるための労力が他の科目に比べて少ない
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点数が一回上がってしまえば安定して得点できる
と色々物理がコスパの良い理由があります。
僕的には理科科目で科目選択があれば間違いなく物理を選択することをお勧めします。
物理は本当にコスパがいいです。
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センター試験との違いについて
僕自身共通テストの1回目の年の受験だったので今までの演習はセンター試験の過去問でしていました。
率直にいうと僕自身
センター試験との違いはあまりないと感じました。
異なる点といえば
- 選択問題がなく全ての問題が必答になった(原子分野も対策必須)
- 問題文が長くなった
くらいです。難易度は変わらないと感じました。教科書の内容が押さえられていたら問題なく点数が安定します。
まだ過去問は1年分しかないのでセンター試験の過去問で演習しても問題なく対策できます。
共通テスト物理について
出題範囲
出題範囲に大きな変更はありません。
しかし、教科書の内容から逸脱しないような初見の問題は出題されると思われますので、問題演習を積み重ねて物理法則等の基本事項を正確に理解し、問題文を的確に把握してその場で対応できる力、z図やグラフを読み取る力を付ける必要があります。
ポイントとしては
- 初見問題に慣れておく
- 身近な現象での出題を考えて演習する
- 図やグラフを読み取る力を付ける
- 山張り勉強をしない(全て必答ため)
センター試験から共通テストに移行してから選択問題が廃止され全ての問題が必答になったので全ての範囲を満遍なく勉強しなければならなくなりましたが、かといって共通テスト物理が難しいわけではありません。
教科書に載っていることしか出ないので教科書を理解していれば高得点は難なく取れる科目です。
それに覚えることもそんなに多くなく暗記が苦手な人でも9割を取るのは珍しくありません。そのため対策の仕方さえ間違えなければ確実に得点源にすることが可能です。
なので今物理が苦手だと思っている人も今から正しい対策をして物理を得意科目にしましょう。
出題内容と配点について
2021年度共通テスト物理の全体的な出題傾向や難易度がわかったところで、少し細かく出題内容や配点にも注目していきます。
- 第1問 小問集合
- 配点 25点 平均点 15.9点
第1問は、力学2問・電磁気1問・波動1問・熱力学1問の合計5問が出題されました。トータル的には難しい問題ではありませんが、考えさせる内容になっています。ですが小問集合というと公式や解法を使用すれば解ける問題がほとんどでした。
- 第2問 電磁気
- A、コンデンサーを含む直流回路
- B、導体棒の電磁誘導
- 配点 25点 平均点13.0点
Aはセンター試験のときから見られる計算力を求める問題です。難易度は標準レベルですが、計算ミスに注意が必要になります。利用する公式によって計算量がかわるのも特徴的です。Bは導体棒のはたらく力のことを理解していれば、比較的解きやすい問題です。
- 第3問 波動・原子
- A、波動
- B、原子
- 配点 30点 平均点 17.7点
Aはダイヤモンドの輝く理由に関する出題です。反射に関する知識を理解しているかどうかがポイントになりますが、ダイヤモンドのことを理解していると難しくありません。Bは蛍光灯が光る理由や原理にかんする出題です。標準的な問題で構成されていて、教科書の内容をきちんと把握していて、標準問題が解けるレベルまで達していたら問題なく対応できる内容でした。
- 第4問 力学
- 配点 20点 平均点 13.9点
斜方に投げたボールをソリの上に立っている人が受け手になっている想定の問題です。問1~問3は基本的な問題なので、解けた受験生も多いと思います。問4に関しては、解法のポイントと会話文という出題形式になっているので、情報を整理する力が求められています。共通テストらしい難しさを感じる問題です。
共通テスト物理の具体的な対策と勉強法について
- 第1問 小問集合
第1問は物理の各単元からの基本的な出題なので、できるだけ得点を重ねたい受験生も多いはずです。
ここは物理の内容を浅く広く理解していれば解ける問題が多く公式を覚えているだけで満点が狙えます。
計算も簡単で基礎的なものが多く、共通テストの特徴でもある考察力を求めています。物理で使用する公式の暗記や計算力を向上させるのはこれまでと同じですが、文章を読み取る力や情報の整理ができる力を身につける必要があります。
この大問bgは共通テスト物理で9割越えを狙う受験生には満点をとってもらいたい大問です。
- 第2問 電磁気
- A、コンデンサーを含む直流回路
- B、導体棒の電磁誘導
Aは共通テストの特徴が出ている出題形式なので、対策方法も工夫が必要になります。解答方法が変わることは、今後も予想できるのでできるだけ慣れるようにしてほしいと思います。Bはグラフを正確に読み取れる力が必要になります。単純に公式や解法を覚えるのではなく、イメージ化していつでも引き出せるようにすることをオススメします。
- 第3問 波動・原子
- A、波動
- B、原子
Aは、ダイヤモンドが光る理由に関する問題ですが、ダイヤモンドが全反射することを知っていると全体的に解きやすくなるはずです。Bは蛍光灯に関連する問題です。ダイヤモンドと同様に日常にある身近な現象と物理で学ぶことを結びつける習慣が重要になります。教科書のコラムなどでも日常で起こる現象と物理との関係性についての特集が組まれていたりするので教科書を読んでおくのもかなり共通テスト物理対策になります。
- 第4問 力学
投げたボールを氷上ソリに立っている人が受ける設定になっています。
問題を解くのに必要な力は物理現象をイメージする力です。これはどの問題を解くのにも必要になってきます。
最後の小問には共通テスト定番の会話文になりますが、情報整理力や読み取る力が必要になります。物理の学力や知識だけでは解けない問題も増える可能性があります。
物理の勉強方法
ここからは物理の全体の具体的な勉強の仕方について話していきたいと思います。
共通テスト物理の具体的な対策についてはまず学校で使われている教科書を人に説明できるくらいまで理解することです。これができれば共通テスト物理は問題なく高得点が取れます。
実際人に説明することは効果的です。正直これができていれば物理は無敵です。それまでがかなり大変ですが何回も反復して繰り返すことで定着させていくのが一番効果的です。教科書には例題と練習問題が載っていると思いますが例題だけで十分です。何回も反復して間違えるたびに教科書の説明も部分を読み直し何回も反復することが大切になってきます。
その後の共通テスト物理の対策としては河合塾が出版している物理のエッセンスが効果的です。問題数は少ないですが一つ一つの問題が非常に洗練されていてどの問題をとっても物理の視野が広がるものばかりです。教科書の例題と内容を理解し物理のエッセンスを完璧にすれば共通テスト物理はかなり優しく感じます。教科書を勉強してある程度できるようになってから物理のエッセンスを反復するようにします。
共通テスト物理の演習について話します
去年初めて行われたばかりでまだ過去問が一年分しかないですが今まで行われていたセンター試験の過去問を使うのもありだと思います。むしろ使うべきだと思います。正直今年共通テストを受けてあまりセンター試験試験と大差ないと実感しました。センター試験は良問ばかりなのでやっておくべきだと思います。
センター試験の過去問や共通テストの予想問題をやる時の注意点としては、制限時間を10分短くして解くということです。本番では緊張などやわからない問題が出たときの焦りなどから普段から60分に慣れてしまうと時間が足りなくなる可能性があります。あと、過去問を解いたあとは間違えた問題は必ず解けるようになってから次の年度の過去問を解くようにしてください。あと間違えた問題は次必ず解けるようにするために教科書や物理のエッセンスなどで類似の問題を探してそれも完璧になるまで反復することです。
物理は復習が本当に大事です。
この記事のまとめ
上記のことをこなしてもらえたら共通テスト物理は本気で満点狙えます。大事なことは理解できるまで反復することです。それはしんどく思えて一番の近道です。今回の内容を参考にして勉強頑張ってください。
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